山陰中央新報社 文化事業局ブログ2017年01月

アクアスに通い詰め16年 江津の小林さん初写真集出版

  • 日付:2017年01月10日 15:20
  • カテゴリー:出版
自費出版した写真集「AQUAS アクアスの仲間たち」を手にする小林茂雄さん  島根県江津市嘉久志町の写真家、小林茂雄さん(61)が、同市と浜田市にまたがる水族館アクアスで16年にわたり撮影した魚類や哺乳類などの134枚を収録した写真集「AQUAS アクアスの仲間たち」を自費出版した。初の写真集出版で、多彩な海洋生物の迫力あふれる姿や一瞬の動きを巧みに切り取っている。

 写真集は、バブルリングを披露するシロイルカ、おちょぼ口が愛らしいコンゴウフグ、カメラ目線で大口を開けるマイワシのほか、高速で泳ぐジェンツーペンギンが水上に姿を見せた一瞬を真正面から捉えた一枚など、海洋生物の特徴を交えて活写。アクアスの砂田忠館長の寄稿文も収めた。

 元江津市職員の小林さんは、写真好きの父親の影響で10歳の時にカメラを持ち、1986年からは松江市在住の写真家、川本貢功さん(83)に師事。実績が評価され今年9月、国内で権威のある二科会写真部会員に認定された。

 約400種1万点の海洋生物を展示するアクアスでの撮影をライフワークとする小林さんは、2000年のオープン当初から足しげく通って取材。暗い水槽内で素早く泳ぐ魚を、ストロボを使わずに美しく撮影するため、同館専用にデジタル一眼レフカメラとレンズを3セット新調し、多い日は360こまを数時間で撮影したこともあるという。

 「動物たちは毎日違った表情を見せてくれ、どれだけ撮影しても飽きない。今では仲間のような存在」と語る小林さん。初写真集のテーマはアクアスにする、と以前から決めていたといい「写真集を見た人がアクアスの魅力に共感してくれればうれしい」と話す。

 写真集は、A4変型判72ページ、1620円。アクアスや島根、鳥取両県の主要書店で販売している。

book_2017011014350041e.jpg
収録されているゴマフアザラシの写真
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。